日々のあれこれを書いてます。
(恐れ入りますが こちらでは管理人のことはおんじゅんと呼んでください)
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きみの友だち(重松 清)
小学校高学年から中学生、多感な時期の少年少女達が友達、そして自分自身に翻弄される短編が10本。ひとつひとつの話は独立しているけど、主人公の少女とその弟が鎖となり、一本の話となる。ラストはちょっと感動的な締めくくりで、不覚にも涙した。
10代の多感な時期、いわゆる思春期はとにかく大変だ。
自分自信の未来に分不相応な夢を描いてみたり、夢の実現を盲目的に信じたかと思うと、現実を突き付けられて落ち込んだり、そんな自分を認めたくなくて虚勢を張ってみたり、そんな自問自答を繰り返した揚句、溜まりに溜まったエネルギー(正も負も)自分だけの中に閉じ込めておくのは耐えきれなくて、友達に話してみるものの、相手から望んだ言葉が得られなくて(そもそもどんな言葉を望んでいたのかすらよくわかってなかったのだけど!)イライラしたり、ぶつかったり、意味もなく八つ当たりしたり。
そんなモヤモヤな不発弾を抱えた子供たちが教室なんて狭い場所に30人も40人も押しこまれるのだから、そりゃ、いろいろなことが起こるよね。
それぞれの話に登場する「きみ」(短編の主人公)は、友達関係に悩んでいる。自分が悪いと思っているのに素直になれなかったり、相手の気持ちが汲み取れず戸惑ったり、どの子の抱えるどの悩みも、形は違えど自分にも覚えがあるものばかりた・・・・・・等とあの頃の自分に言えば、「冗談じゃない!」と凄まじい剣幕で怒られるに違いないのだけど(苦笑)
今、大変なモヤモヤを抱えてる子供たちに読んでもらえるといいなと思う。何かのヒントになってくれるかもしれないし、ちょっとした支えになるかもしれない。
いい歳したオバサンには、森田公一とトップギャランの「青春時代」をしみじみ歌うことしかできないけど。<同年代の方ならわかりますよね!
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