おんじゅん道 第19回ペンギン会議全国大会 おまけ話(結局長文) 忍者ブログ
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まだ書き足りなかったと見えて、補足記事。
補足のくせに、長くなりそうな予感。




◎ボーツマ博士のこと
ボーツマ博士は英語でしゃべってらしたので、細かいニュアンスなんて全然わからなかったけど、お茶目でかわいらしい一面を持ちつつ、かなり豪快な女性(いまさらですが、ボーツマ博士は女性です)とお見受けした。

 なにより、研究テーマにペンギンを選択したきっかけを質問され、
「ガラパゴスに行きたかったのよ。そこで博士号を取ろうと思ったんだけど、新しい発見をしなくてはならなかったから・・・。ペンギンはだれもやってなかったからペンギンにしたの。それまで私、ペンギンを見たことも無かったのよ!」

博士・・・豪快です。

「ガラパゴスに行ってみたら、ダーウィン研究所からペンギンの生息地までは船で2日間かかるって言うの。で、私、聞かれたのよ。『キャンプしたことはあるか?』 いいホテルでキャンプしたことはあったから(ここで笑い)『あります』って答えたわ。
一人暮らしの経験も聞かれて、無かったけど、「ある」ってこたえたわ。
だって、行きたかったもの」

ってか、キャンプの経験すらない女性が、いきなりガラパゴスでキャンプしようって思うこと自体がすごいなと思う。
そして、実際に野生のペンギンを見て、博士はすっかりペンギンの虜になったそう。だから、その後27年もペンギン一筋の研究生活を送ることになったのだろう。

博士を虜にした野生のペンギン、私も一度はこの目で見たい。


◎会場に掲示されていたポスター

実は、ペンギン会議は20年の間に様々な活動をされているのだが、97年に開催されたペンギン王国展もその一つ。私も電車に乗って参加した記憶がありありとよみがえってきた。
(さらに、この時の旅行では、伊豆まで行き、今は無き、「ペンギン博物館」まで行ってきたのは別の話。 ちなみに現在、ペンギン博物館は、怪しい少年少女博物館になってるそうだ)


 
そのペンギン王国展のポスターが!懐かしい。



そして、そのショップで購入した、怪しいペンギン
お腹を押すと、「きゅー」ってなく子で、未だに「あやしいぺものNo1」の座を譲らない。

他にも色々なポスターが。


これは日本で行われた、フンボルトペンギン保護国際会議のポスター



ペンギン会議は、タンカー座礁による重油流出事故による、ペンギン救済の活動も行っている。(1994年「アポロ・シー号事件」、2000年の「トレジャー号事件」など)

「トレジャー号事件」時の「ケープペンギン救護募金2000」ポスター


◎思わぬお宝を持っていた件
今回の会議で私を驚かせたのはこの本。

ペンギン大百科(平凡社)がすでに絶版で、今や1万円以上の値がつくのだと言う。驚き。そう思うと、ありがたくもう一度ページをめくってみようという気になった。


◎さらにさらにの驚きの事実
一般参加の私は月曜日に開催された、水族館関係者同士の会合には勿論参加できないのだが、要綱は配布されたので、一通り目を通した。マリンピア日本海の発表は、
「フンボルトペンギンの人為的なペア組み換え」
同じ水族館で繁殖を続けていくと、だんだんと血縁関係が濃くなり、近親交配が出てくるため、人為的にペアを組みかえようという試み。日本のフンボルトの飼育数は多いが、そういう問題もあるのだと知った。
そして、マリンピアのペンギン達のペアを説明した表を見て、度肝を抜かされた。



えぇと、No6のペアはメス同士って・・・いわゆる〇ズってやつですか?
ペンギンにもそんな世界があったのかと衝撃を受けた。
そう言えば、ニュースでもオス同士でペアを組んだキングペンギンの話があったっけ。

ペンギン世界もいろいろなんだと感慨にふけった。

さて、長々と引っ張ってきたペンギン会議全国大会レポですが、これにて幕引き。
連日の長文、大変失礼しました。
お読みくださってありがとうございました。
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第19回ペンギン会議全国大会 おまけ話(結局長文)
こんばんわ、たくさん書き込まれていて感銘いたします。
同性同士のペアのお話で「タンタンタンゴはパパふたり」を思い出しました。これはニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にしたひげペンギンのカップルの話です。他のペンギンが育てられなかった卵を無事に育てていく話です。私が思うには外見が似すぎていて雄も雌もわからないんじゃないかって思います。では、また!∈^)
むらペン 2010/12/09(Thu) 編集
Re:第19回ペンギン会議全国大会 おまけ話(結局長文)
むらペンさんいらっしゃいませ。

あの思い出を忘れないうちになんとか・・・って思ったら、こんなことになってしまいました。前日の水族館めぐりでカメラのメモリを満杯にしてしまっていたのですが、ペンギン会議全国大会ではそれほど写真は撮ること無いよなぁって思っていたのが甘すぎでした。
上田先生のゲームも、ポスターも、皆さんとの写真も、会場の雰囲気も、全部全部写真に収めればよかったと後悔しきりです。

せめて文章だけにでもつなぎとめておけば、のちのちの思い出になるかと。

同性カップルってどうしてできるんでしょうね。
「タンタンタンゴはパパふたり」って絵本は知りませんでした。
図書館にあったので、借りてみようと思います。
素敵な絵本の紹介ありがとうございました。

マリンピアのメスカップルの片方が、人工カップリングで他のオスとペアになったから、こういう物語は生まれないのでしょうけど、何故同性同士でぺあになるんでしょうね。

ペンギンって、知れば知るほど不思議です。
コメントありがとうございました。
【12/09】
第19回ペンギン会議全国大会 おまけ話(結局長文)
番外編もとても細部にわたってお書きになるなんてすごいです~!
こうして読むと、いろいろ盛りだくさんのイベントだったんだな~って改めて思います。
マリンピア日本海、まだ行ったことないところなので、来年あたり遠征リストに入れようかと思っています。
海響館もリストに入っているので、頑張って遠征費用を稼ぎます(笑)

あ!リンクの件ですが、大歓迎です。
(自分のブログのコメントにも書きましたが)
よろしくお願いします♪
HAL 2010/12/09(Thu) 編集
Re:第19回ペンギン会議全国大会 おまけ話(結局長文)
HALさん連日のコメントありがとうございます。

素敵な1日だったので、老化激しい脳味噌が忘れてしまわないうちに必死に書きとめました。主として自分の備忘録なんですが、みなさんの思い出の手助けになれば、さらにうれしいです。

本当に書いても書いてもキリが無いほど、いろいろなことがたくさんありました。初めての参加だったから余計そう思えるのでしょうけど。

マリンピア日本海、フンボルトがたくさんいますので、是非。
そこまで足を延ばしたら、車で2時間弱で上越水族博物館にも行くことができます。こちらはマゼラン飼育数が日本一なので、圧巻です。

是非是非お越しくださいませ。


>海響館もリストに入っているので、頑張って遠征費用を稼ぎます(笑)
私も海響館はリストに入ってます!
レンジャーにならないと!!
その前にペンギンヒルズもあるし、あぁ、いくらお金があっても足りません。
個人的今年の流行語大賞は、「ぺもの貧乏」なワタクシ。

リンク、お言葉に甘えて早速貼りました。
ありがとうございます。
これを機会に、是非これからもよろしくお願いします。
【12/09】
第19回ペンギン会議全国大会 おまけ話(結局長文)
こんばんは!
私がのんびりしている間に…さすがジェンツーさん!
読み応えたっぷりでした。うぅむさすがです。
漏れていた箇所も含めて、しっかり復習が出来てしまいました。

そして怪しいぺもの…風貌が何ともいいですね!
色々お持ちでまだ新入りペスタリアンには羨ましい限りです。
(下に敷いている毛布も気になる…素敵過ぎる)

何だか色々コメントしたい事があったのですが、また出直してきます…。

そうそう、最後は突然消えてすみませんでした…。
来年はジェンツーさんもお泊まりコースで行きましょう(笑)
coroket 2010/12/09(Thu) 編集
Re:第19回ペンギン会議全国大会 おまけ話(結局長文)
coroketさん、こんばんは(^^♪

のんびりしてたら、皺の少ない脳味噌にしがみついてる記憶がどんどん無くなって行くので、忘れないうちに必死で書きとめました。
長々と書き連ねてしまったのに、まだまだ書き足りないなぁって思うのです。
特に未来のペンギン学者さんには、特大のエールを送りたいのです。
彼はジグソーも頑張ってくれましたし!


>そして怪しいぺもの…風貌が何ともいいですね!
あれが、引っ越しの荷物の中で「きゅー」となったヤツなのです。
顔はロイヤル、目の周りはジェンツー、胸はキングで脚はジェンツー。でも全体的にはコウテイにみえるという、怪しい一品です。

当時、可愛いぺものの中で異彩を放つこの子に、ウケまくって買いました。
下に敷いている敷物が、ジャスコで手に入れた398円のひざ掛けなのです。あんなに反響が大きいのであれば、あそこにあるやつを買い占めてきて、オークションに出せばよかったです。

こちらこそ挨拶もしないで帰っちゃって失礼しました。
なにやら、すごいお宝をゲットしたとお聞きしたのですが、きっとブログで紹介されることでしょう。楽しみにしています!

コメントありがとうございました。
【12/10】
拍手お返事>Gさん
>Gさん

コメントありがとうございました
自分のための備忘録とはいえ、気合を入れて書いた記事に反応を頂けると、この上もなく嬉しいです(*^_^*)
拍手コメントなので、どこにお返事しようか試行錯誤なんですが、ここを見つけてくださってるといいなぁと思います。

ガラパゴスペンギンはあまりメディアにも登場することのないペンギンの一つで、だからあこがれもあるんですが、イグアナとペンギンが同居してる(のかどうかもわからなんですが)、絵がどうも想像付きません。

同性同士で意気投合するのは人間だけなのかと思ってたのですが、案外動物の世界にもそんなことがあるんですね。
知れば知るほどいろいろ奥が深いと思わされます。
マリンピアの同性カップルは、人工的な手が入ってしまったため、別離してしまったのですが、これからペンギンカップルを見るときは、同性同士なのか、そうでないのか注目したいなって思います。(園によっては雌雄の別を識別バンドを左右でつけわけてるところもあるので)

コメントありがとうございました(*^_^*)
管理人 2010/12/09(Thu) 編集
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