おんじゅん道 読書:空をつかむまで 忍者ブログ
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久々の読書ネタ。


空をつかむまで 関口尚(集英社文庫)試し読みは→こちら

夫の実家に帰省する折、なにかよさげな読み物は無いかと本屋をぶらぶらしていたら、見つけた一冊。正直この装丁に惹かれた。
以前にも書いたが、スポーツ物の読みものは大好物。
水泳ものがもっとあるといいのにと願うのだが、水泳の普及の割に小説はあまり見かけない。

そんな折、この装丁だ。
待ってました!の勢いで本を手に取った。

しかし、裏表紙の紹介文読んだら、トライアスロンを題材にした小説と判明orz
まぁ、いい。手に取ったのもの何かの縁と購入した。



「膝の故障で得意のサッカーを諦めた優太は、廃校が決まった田舎の中学に通う3年生。無理やり入部させられた水泳部には、姫と呼ばれる県の記録保持者と、泳げないデブのモー次郎しかいない。3人は、なくなってしまう美里中学の名前を残すため、大切な人のため、優勝すべくトライアスロン大会に挑む。市町村合併を背景にまばゆい青春の葛藤と疾走を描いた少年少女小説」
(本の紹介文より抜粋)


素直に面白かった。
気力も体力も夏バテで腐り気味なアラフォーにはいい刺激になった。

何の因果か3人の中3男子が水泳部兼将棋部顧問、「ウガジン」の命により、リレーによるトライアスロン大会に挑むことに。
てんでバラバラだった3人が一つの目標に向かい、チームとなって友情をはぐくんでいくという話。


表面的には「普通の中学生」の主人公たち。
だが、それぞれの子は自分で抱え込んだ「闇」と暗く葛藤している。
ともすれば闇の大きさに呑まれそうになるが、意識的に、あるいは無意識にかかわってくる「友達」の存在によって闇を乗り越えはじめる。
場面場面でその年頃の子供が持つ、子供じみた一面と大人びた一面とがかわるがわる出てきて、主人公達が徐々に成長していくさまが鮮やかに描かれていた。
読後感も非常にさっぱりとしていた。

難を言えば、彼らを導く役割の大人たちが何人か登場するが、鶴じいとの交流はもっと深いと良かったなと思う。

これ、映画にするといいなぁと思う。
きっと面白くなるんじゃないかと。
モー次郎の自転車を担ぎあげるシーンは映像化してほしい。
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監督して!
ジェンちゃん こんにちは(^^)

昨日の記事にコメントする前に更新しちゃったね。
ごめんごめん(^_^;)

「S4の秋」ってのを読んで退散しちゃった(笑)
ぷりんだったらブレストだし…
どうしても逃げたい自分がいる。

さて、ジェンちゃんが本を解説すると
すごく読みたくなる…でも読まない。
で、ジェンちゃんが監督して映画つくったらいいのにと思う(笑)
モー次郎 誰のイメージだろ?
キャスティングも楽しそう(笑)

鶴じいにぷりんのコーチいかが?(笑)
ぷりん 2010/08/27(Fri) 編集
モー次郎の配役は
ぷりんちゃん、いらっしゃいませ。

記事の更新も適当だから、コメントできなくても気にしないでね。
でも、この秋は絶対S4の秋にしようと鼻息だけは荒いのです。
鼻息が荒ければ、浮かび上がりの時に水が入らないそうで・・・

ブレストは逃げたけどね(^_^;)
泳ぎの構造が他の種目と全然違うよ、あれは。
どうやったらうまく進めるのかさっぱり・・・

本の感想で読みたくなるって言ってもらえるとうれしいよ。
きっとそのうち映画かドラマ化されるんじゃないかなぁと思うけど、私が是非映画化!と鼻息荒くする話は大概映画にならないし(嘆)

>モー次郎 誰のイメージだろ?
ちょっと歳は撮ってるけど、ドラマのウォーターボーイズに出ていた、石塚太(いしづか ふとし)役の石井智也さんがいいなって思うけど→http://www.ohtapro.co.jp/ohta_pro/profile/ishii_tomoya/

モー次郎はイライラしちゃうけど、愛すべき子なんだよね
物語のラストはこの子が感動の涙を誘うというか、主役?って感じの活躍だし。

ドラマ化の折りには是非見てみてください。
コメントありがとう(^O^)/



>キャスティングも楽しそう(笑)
>
>鶴じいにぷりんのコーチいかが?(笑)
【08/28】
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